「チャボ」一家の生活記録

この頃、 雌鳥が卵を産まなくなった。庭に出してあげても頻繁にどこかへいなくなるなぁ〜と思っていたら、いつのまにか暗い車庫の小さな片隅に卵を4個も隠していた。雌鳥が卵を温めたり並び替えていたりすると、雄鳥は高いところへ乗っている。見張りをしているようだ。

3日後、 卵はついに8個になっていた。その卵はバラバラに置いてあったので円状に並べ替えてみたら、雌鳥が来てまたクチバシでバラバラに置き換えていた。多分バラバラに見えた置き方にも、規則があったのかもしれない。

6月23日 夕方、雄鳥だけ庭で遊んでいて雌鳥がいない。車庫を見てみたら雌鳥が卵を抱いていた。やけに真剣な顔で卵を抱いているので、本気で抱いているのかな？と思って手を出したら、突っつかれてしまった。夜まで様子をみても鳥小屋に帰らなかったら、今日はここで寝かせようと思った。

夜、雌鳥はそのまま卵を抱き続けている。雄鳥は雌鳥を置いてサッサと小屋に帰っていた。雌鳥の側で卵を見張る行動はとらなかった。

6月25日 車庫で卵を温めていると猫に襲われるので、棚に網を張って扉を作ってやった。

6月26日 雌鳥が外に出ると雄鳥にイジメられるので、巣の方にも毎日エサをあげている。しかし、この頃全く食べなくなった。卵は20日間くらいでかえる筈だが… この頃気温も低く本当に予定日の7月14日にかえるだろうか。

この頃、雌鳥のほうも雄鳥が近寄ると敵だと思い、「ピー」と鳴いて毛を逆立てて警戒する。雌鳥は滅多に怒らないのに、子供のことになるとものすごく怒る。
この分では、雄鳥はヒナが産まれても、ヒナが何者か分からず殺してしまうのではないか？

7月10日 この頃、雌鳥はやつれてきて、毛は抜け、艶がなくなってきた。
このままでは雌鳥は死んでしまうので、卵がかえる見込みがないなら雌鳥から無理やり卵を取り上げてしまおうかと考えた。

そもそも気温が低いので卵はもう腐ってしまったのではないか？7月14日が予定日だというのに全く変化がなく、雌鳥のほうがやつれていくだけだ。（体長25センチほどの体で卵8個は無理なのかも？）